研究課題/領域番号 |
17K03123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
小野寺 史郎 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (40511689)
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研究分担者 |
吉澤 誠一郎 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80272615)
竹元 規人 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (80452704)
森川 裕貫 関西学院大学, 文学部, 准教授 (50727120)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中国近代史 / 思想史 / 1910年代 / 1920年代 / 思想連鎖 / 東洋史 / 中国近現代史 |
研究成果の概要 |
本研究を通じて、1910~20年代の中国思想史に関する国内外の最新の成果を吸収し、また日本史・朝鮮史や西洋史研究者の協力を得て定期的に研究会を開催し、同時代の日本や世界における思想史の潮流を把握することを試みた。最終年度には一般社団法人中国研究所との共催で五四運動百年記念シンポジウムを開催した。以上の研究活動を通じて、1910~20年代中国と同時代の日本や朝鮮、西洋における知識人の活動に確かな共通性や影響関係があったこと、その一方でそれぞれの文脈の違いにより大きく乖離した面もあったことを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、かつて混乱の時代と見なされてきた1910年代から1920年代にかけての中国を「多様性と可能性の時代」と捉えなおし、またこの時代の中国思想界と同時代の日本や世界の関係に着目することで新しい中国近代史像を示すことを目的としてきた。「研究成果の概要」で述べた活動を通じて、近代中国社会に新しい視点から光を当て、その新たなイメージを示すという目的をある程度まで達することができたと考える。具体的には、「五四新文化運動」という歴史観への再検討、「新文化運動」以外のこの時期の思想的多様性についての指摘を、具体的な事例に即して行い、その成果を論文や学会発表の形で世に問うた。
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