研究課題/領域番号 |
17K03124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉澤 誠一郎 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80272615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中国 / 軍事 / 革命 / 中国近代史 / 辛亥革命 / 軍事史 |
研究成果の概要 |
中国近代史を、軍事をめぐる制度と観念に着目しながら再検討することをめざした。まず、19世紀後半の清朝が如何なる軍事的なインパクトを受け、どのような改革を迫られていたのかについて論じた。曽国藩は、理念によって統率された軍隊の創出をめざしていたが、それは20世紀初頭の軍制改革において参照され、近代軍の精神的基盤を重視することの先駆とみなされた。また、辛亥革命にみる軍人の忠誠の問題について考察した。中華民国の初期大総統の就任儀礼について分析し、その軍事的な要素に注目した。そこには、従来の皇帝と異なり、中華民国の軍を統率する者としての立場を明確にする意味も込められていたといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、軍事に着目して中国近代史を再考することをめざした。従来の社会経済史や政治外交史といった研究の主軸からは軍事史は外れており、研究の蓄積は不十分である。しかし、当該時期の歴史を理解するためには、清朝や中華民国がいかなる軍事的な課題に直面していたのかについて正面から論じることは重要である。それは、政治秩序や科学技術など広範な論点に関係するからである。また、この研究は、同時期の日本の歴史について理解を深めることにも貢献できるだろう。
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