研究課題/領域番号 |
17K03125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | お茶の水女子大学 (2019-2022) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
松尾 有里子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 基幹研究院研究院 (50598589)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 東洋史 / イスラーム / 女性 / ウラマー / 帝国 / 名家 / 知識人 / 近代化 / イスラーム史 / オスマン帝国 / オスマン帝国史 |
研究成果の概要 |
この研究はオスマン帝国(1299-1922)において16世紀から20世紀初頭までのウラマー(イスラーム知識人)の家系の活動に光を当てることで、前近代から近代へのオスマン帝国、ひいては中東イスラーム世界の社会変容を具体的に考察した。ウラマーは一般に近代化の阻害要因としてみなされがちであったが、近代社会に合致した都市名望家へと変貌を遂げていたエブッスード家の活動を明らかにしたことで、新たな歴史的視角を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はオスマン帝国(1299-1922)で16世紀から20世紀初頭まで存在したウラマー(イスラーム知識人)の家系、エブッスード家の人びとの活動を分析し、近代移行期のオスマン帝国、中東イスラーム世界の社会変容を具体的に考察した。ウラマーはイスラーム社会を規定する存在であるがゆえに、ともすれば西欧的近代化改革の阻害要因として解される傾向があった。しかし、現地調査で収集した史料の分析から彼らが近代的教育の受容や土地の寄進などを通じ都市の名士として近代以降も活躍していたことを新たに明らかにした。これらの発見と成果は国際シンポジウム等の学会活動や英文・和文論文の発表を通じ、国内外で社会に還元した。
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