研究課題/領域番号 |
17K03126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 明治大学 (2018-2022) 東京外国語大学 (2017) |
研究代表者 |
鈴木 直美 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (50643962)
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研究分担者 |
鷲尾 祐子 立命館大学, 文学部, 非常勤講師 (60642345)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 世帯 / 家族 / 奉公(ほうこう) / 結婚 / 移動 / 年齢 / 社会的流動性 / 里耶秦簡 / 住民名簿 / 世帯間移動 / 走馬楼呉簡 / 地名索引 / 官職索引 / 人名索引 / 女性と労役 / 走馬楼呉簡「吏民簿」 / ジェンダー史 / キャリア形成 / ライフイベント / 簡牘学 / 国制 / 家族名簿 / 走馬楼漢簡・呉簡 / 書式 / 作成過程 / 漆 / 漢簡の実見調査 / 木質と木取り / 中国古代史 |
研究成果の概要 |
本研究では出土史料(里耶秦簡や走馬楼呉簡などの簡牘)に残る住民名簿や各種帳簿・文書の復元と解読を通じ、中国古代社会における家族・世帯のあり方と、その構成員である人々の空間的、社会的移動の具体的様子を明らかにし、社会的流動性の高さを確かめた。具体的には秦から漢にかけて奉公による世帯間移動者が一定数いること、奉公人は擬制的家族として扱われること、および未成年男性が地方官で下級官吏として勤務しており、未成年者の奉公や任官が社会的身分変化の契機となっていた。また、三国呉における男女の結婚生活が長期継続しにくく、死別などによる再婚によって世帯が再編され、女性の世帯間移動がしばしば起こっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前近代中国において身分や職業などの社会的流動性の高さはかねてから先行研究によって指摘されていたが、古代社会における社会的流動性についての実証的研究は極めて少なかった。本研究によって古代社会における社会的流動性の高さが明らかになったことで、他の時代や地域との比較研究が可能になった。
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