研究課題/領域番号 |
17K03128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大橋 厚子 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (80311710)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 植民地期社会経済史 / インドネシア / ジャワ島 / 強制栽培制度 / 19世紀ジャワ島 / 経済史 / 19世紀経済史 / 東南アジア史 / 一次産品輸出 / ジャワ / 東洋史i |
研究成果の概要 |
ジャワ島を主要な島とするインドネシア共和国が、工業化を果たして経済成長を続けながら、同時にグローバルに貴重な熱帯雨林の破壊問題を抱えている現状から過去を振り返った。そして人口増加を含めた現在の社会経済・環境問題が、19世紀の強制栽培制度期(1830-1870)に形成の端緒を持つことを示した。具体的には、欧米の経済動向に影響を受けやすい経済の仕組みが形成されたこととその仕組み作動について仮説を提出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジャワ島を主要な島とするインドネシア共和国が、工業化を果たして経済成長を続けながら、同時にグローバルに貴重な熱帯雨林の破壊問題を抱えている現状から過去を振り返った。そして高校世界史教科書にも載る「強制栽培制度」(1830-70年)の時期に、国際経済環境の悪化に住民の生活が連動する仕組みが形成され、現在の問題の端緒を作ったことを議論した。くわえてその仕組みは、住民に経済的利益を分配しつつも、決定権や行動の自由を掘り崩していく傾向を持っていたのである。
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