研究課題/領域番号 |
17K03137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
岡本 隆司 京都府立大学, 文学部, 教授 (70260742)
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研究分担者 |
石川 亮太 立命館大学, 経営学部, 教授 (00363416)
森 万佑子 東京女子大学, 現代教養学部, 講師 (30793541)
中 純夫 京都府立大学, 文学部, 教授 (50207700)
石田 徹 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (90386524)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 交隣 / 事大 / 外交 / 朝貢 / 思想 / 国際関係 / 通商 / 開港期 / 東アジア国際関係 |
研究成果の概要 |
本研究は19世紀後半期を中心に、朝鮮王朝特有の「交隣」という対外秩序のありようを考察することで、東アジアの世界秩序の再検討を試みたものである。「交隣」とは朝鮮王朝が中華王朝以外の国々・集団と有した関係をいい、もちろん日本や西洋諸国との関係もそこに含まれる。 われわれはこの交隣を政治外交、社会経済、思想学術の各方面から具体的に検討することで、東アジア全体の秩序構造の解明をはかった。とくに韓国の国史研究者との共同研究を通じて、学説史と方法論を再考し、「交隣」は対等関係だとする従来の単純な論断を排して、清朝との事大関係との複雑な関連のなかで、国際関係に転化してゆく経過を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は19世紀後半の朝鮮における「交隣」の観念・実態・変遷を明らかにし、東アジア世界秩序の理解を深めることを目的としたものである。「交隣」を政治・経済・思想の各方面からみなおすことで、これまで一義的に対等関係とみなされてきた「交隣」の実体・動態を解き明かしたばかりではなく、東アジア全体の世界秩序を読みなおす足がかりをえた。 朝鮮半島は今も昔も東アジア国際関係の焦点である。その秩序のありようが現代の国際政治にも影響を与えており、歴史的な対外観念・世界秩序の考察を抜きにして、東アジア国際関係の構造は十分に理解できない。本研究の成果はそうした面でも意義あるものである。
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