研究課題/領域番号 |
17K03161
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
浅野 明 山形大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (90133909)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | ロシア / 17世紀 / 専制政治 / 全国会議 / 五分の一税 / スモレンスク / ツァリーズム / ロシア史 / 17世紀 / ミハイル・ロマノフ / 戦争 / 西洋史 / 国制史 |
研究成果の概要 |
研究初年度の成果:論文「17世紀前半期ロシアの国家・社会・戦争―スモレンスク戦争再考―」『山形大学歴史・地理・人類学論集』第19号,2018年,1~22頁)。2年目の成果:論文「17世紀前半期ロシアの国家・社会・戦争―「五分の一税」をめぐって―」『同』第20号,2019年,15~35頁)。3年目の成果:論文「17世紀前半期ロシアの国家・社会・戦争―ゼムスキー・サボールの歴史から―」『同』第21号,2020年,1~31頁)。17世紀前半ロシアの政治と社会を扱ったこれら3編の論文は一連のものであり,戦争,国家財政,政治制度の面から専制政治成立前夜のロシアの政治・社会状況を明らかにしている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上述した3編の論文は,独自の主題を追究しつつも一連のものであって,全体として,動乱から立ち直りつつある17世紀前半のロシアの政治と諸社会の関係を解明している。この時期は,ロシア史の大きな転換期であり,ロシア専制政治(ツァリーズム)の形成期としても重要なのであるが,わが国ではいまなおほとんど研究がなされていない。従って,これらの研究はわが国のロシア史学界に少なからず貢献できるものであると考えている。また,政治体制をめぐる諸問題の検討は,現代においてもなお無視できない重要な課題であることは言うまでもない。ロシアの政治体制を歴史的に考察したこれらの研究は,現代の諸課題にも応えるものであると考える。
|