研究課題/領域番号 |
17K03167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
野村 真理 金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (20164741)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ホロコースト / ミンスク |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、バルト三国等との比較を念頭におきつつ、ベラルーシの首都ミンスクにおけるホロコーストの特徴を明らかにすることであった。研究の結果、ベラルーシでは、特に社会主義教育を受けた新世代の間で、非ユダヤ人とユダヤ人の間に社会主義的連帯意識の育成が見られること、この連帯意識のもと、ホロコースト期のミンスクでは、コミュニストによる対ナチ抵抗運動が、限界を伴いながらもゲットーのユダヤ人の救出に一程度の役割をはたしたことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベラルーシの首都ミンスクが、ワルシャワとモスクワを結ぶ直線上のほぼ中央に位置することからもわかるように、ベラルーシは、歴史的に地政学上の重要地域であったにもかかわらず、日本にはベラルーシ史研究を専門とする研究者はほとんどいないといってよい。その意味で本研究は、ホロコーストという特殊テーマを介してではあるが、ベラルーシ現代史に関して有用な知見を提供するものである。
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