研究課題/領域番号 |
17K03182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
中嶋 毅 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (70241495)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ロシア革命 / ハルビン / 在外ロシア / ソ連 / 白系ロシア人 / 在外教育 / 亡命者 |
研究成果の概要 |
本研究は、1917年のロシア革命に連動して東アジアの国際都市ハルビンにおいて起こった革命的変動の過程を分析し、ハルビン革命の全体像を同時代の史料に基づいて実証的に考察した。その過程で、ハルビン革命がロシアの地方都市の革命と基本的に共通性をもつものであったこと、他方で旧勢力代表たる中東鉄道管理部の権力が維持されたことによる特殊な政治的空間の出現がハルビン革命の制約条件となったこと、を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで十分には知られていなかった1917年のハルビンの政治的・経済的状況を同時代史料に基づいて実証的に明らかにし、ハルビンで生起したソヴィエト革命における対抗図式を解明した点に、本研究の最大の学術的意義がある。ここで提示した対抗図式は、ハルビン革命の挫折後に起こったロシア国内戦を考察する際の新たな論点を提起している。
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