研究課題/領域番号 |
17K03200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
星乃 治彦 福岡大学, 人文学部, 教授 (00219172)
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研究分担者 |
今井 宏昌 九州大学, 人文科学研究院, 講師 (00790669)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | カール・アレクサンダー / 日独関係史 / 外交史 / 連邦制 / クィア / 明治国家 / 文化史 / 皇室外交 |
研究成果の概要 |
日独交流に関する資料調査を行い、展示会やシンポジウムを開催した。特にイエナ大学等と協力してヴァイマルで開催した展示会「菊と鷹:カール・アレクサンダーと日本―ヴァイマル・イエナ・東京」はドイツ大使館から三澤公使を迎え、成功を収めた。また、科研と連動するプロジェクトの中心人物のイエナ大学文書館長Joachim Bauer氏を日本に招聘し、資料調査や研究者との交流、出版の打ち合わせを実施した。こうした研究活動で得られた知見は、研究対象のテューリンゲンが東ドイツに属していたことから社会主義論に発展し、他方で第1次大戦中の日本でのドイツ人捕虜問題に展開するなどして、学会や論文での成果発表につながった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①ドイツ史的観点からドイツ第2帝政期における地域外交のポテンシャルを発掘しながら、第2 帝政の中央集権的性格に疑問を投げかけ、ドイツの連邦制的伝統を明らかにする。 ②日独交流史の観点から、ドイツ側ではテューリンゲン州イエナ大学、ヴァイマルの文書館、日本側では、国立公文書館、外交史料館、佐野常民記念館の資料調査をしながら、そこに所蔵されている明治期日本の要人たちの書簡から日独外交の新視点を提示する。
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