研究課題/領域番号 |
17K03235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
仁平 尊明 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (60344868)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | オープンソース・ソフトウェア / 農業地域区分 / 因子分析 / クラスター分析 / カナダ / geography / free software / QGIS / Inkscape / R / GIMP / Scribus / regional division / factor analysis / cluster analysis / Census of Agriculture / British Columbia / 統計分析 / 地理情報システム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、オープンソース・ソフトウェアを使用して、統計分析により農業地域区分を行うことである。対象地域は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州とした。その概要は、カナダの統計局からダウンロードした農業センサスの数値データと地図データを、オープンソース・ソフトウェアのRを使って統計分析した。さらにその結果を、地理情報システムのQGISによって地図化した。その結果、ブリティッシュ・コロンビアの農業地域は8つに区分することができた(ローワーメインランド、バンクーバー島の南部,トンプソン・カリブー・ネチャコ,オカナガンバレー,クートニーとロッキー山脈、太平沿岸、ピースリバー、ロッキー山脈北部)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地理的な指標に基づいて地域を区分することは地理学の基本であり、長年取り組まれてきた課題である。その方法は、時代によって変化してきた。グローバル化と情報化が進んでいる現在、オープンソース・ソフトウェアを使うことが有効である。地理情報システムのソフトウェアは高額であるが、無料でインストールできるオープンソース・ソフトウェアを使用すれば、少ない予算で地理情報システムの研究環境を整備できる。また、操作方法や使用するファイルなどがグローバル・スタンダードなので、外国の地域調査にもすぐに活用できるなどの利点がある。しかし企業からのサポートは無いので、不具合が出たときは使用者が英語で検索する必要がある。
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