研究課題/領域番号 |
17K03236
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山下 亜紀郎 筑波大学, 生命環境系, 助教 (60396794)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 農業用水 / 市街地化 / 流域 / 水需給 / 環境用水 / 土地改良区 / 土地利用 / 市街地 / 多面的機能 / 水資源 / 水利用 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,ローカルスケールと流域スケールという異なる2つの空間スケールで,それぞれ異なる着眼点から市街地内を流れる農業用水の価値を評価しようと試みた。流域スケールとしては,日本全国の一級水系109流域を対象に,流域環境データベースを構築し,各流域の水需給バランスからみた特性を相対的に比較分析した。ローカルスケールとしては,市街地内に多くの農業用水路が流れる石川県金沢市を対象に,全国的にもユニークな用水保全条例に基づく行政による施策,都市住民による用水の多面的利用や地域社会による維持管理の変遷と現状,土地改良区の規模の変遷などを調査し,市街地内農業用水路の有する価値について考察した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,ローカルスケールと流域スケールという異なる2つの空間スケールで,市街地内を流れる農業用水の価値を評価しようとした。ローカルで身近な水資源や水環境の価値というものを,流域というより広域スケールでの水需給バランスや水利システムの中で位置づけて捉えるという着眼点は,本研究の学術的にユニークな視点であり,社会的にも,流域環境データマップを公開したことで,流域という視点で自分たちの生活と水資源・水環境との持続可能な関係を考える材料を提示した。
|