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GISデータベースの活用による前方後円墳の地域性に関する歴史地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03245
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人文地理学
研究機関京都産業大学

研究代表者

出田 和久  京都産業大学, 文化学部, 教授 (40128335)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード前方後円墳 / GISデータベース / 歴史地理学 / 地域性 / 立地 / 円墳 / 古墳時代 / GIS / データベース / 古代豪族 / 分布 / 考古地理学 / 分布論
研究成果の概要

前方後円墳をはじめとする各種墳形(多様な形態の古墳)のGISデータベースを構築し、古墳の規模、立地、副葬品などの分布に関して全国的視野から検討を行った。その結果、前方後円墳を筆頭とする4つの古墳の形による序列が存在したのは、古墳時代のはじまり(3世紀半ば)からではなく、古墳時代の前期後半から中期にかけての時期であったことが指摘できた。また、時期による各種墳形の古墳分布の特徴を明らかにした。
後期と終末期の大規模円墳に注目することで、古代における豪族の分布と対比させ、地域ごとの有力集団の存在や地域間の関連についての検討を試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は5,300基を超える前方後円墳に止まらず主要な円墳・方墳もデータベースに登載し、全国的視野で各地域の古墳の特徴を地方首長層の動向とも関連づけて分布論的に検討する点に意義がある。さらに、日本列島内における古墳時代の各地域の地域相とその変遷に関して明らかにする意義は大きく、相互の比較を通じてそこに何等かの共通性を認めうるのか検討できれば、古墳時代を初期国家と捉えることの是非についても明らかにする資料となり、波及効果が大きい。
百舌鳥古墳群等の世界遺産への登録により一般に関心が高まっている古墳に対する理解を促進することとなり、貴重な文化財の保全に資するところ大なるものがあると期待できる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 歴史地理系データベースの構築と紹介2019

    • 著者名/発表者名
      出田和久
    • 雑誌名

      日本歴史

      巻: 848号 ページ: 14-20

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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