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近現代対馬における日韓交流のイメージ:語られる歴史と語られない歴史をめぐって

研究課題

研究課題/領域番号 17K03286
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関愛媛大学

研究代表者

村上 和弘  愛媛大学, 国際連携推進機構, 教授 (40363262)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード対馬 / 日韓交流 / 朝鮮通信使 / 国境離島 / 国境 / 生活史 / 民俗学 / 文化人類学
研究成果の概要

本研究は、近現代対馬における生活実態の解明を試みた。今日の対馬は「国境の島・日韓交流の島」として知られているが、このようなイメージは国境の消滅・再形成といった近代の大変動を無視したものである。また、実際の対馬は多数の小地域からなる複合体社会であり、「日韓交流」への態度は島内でも地域ごとに差が大きい。本研究ではこのような対馬の多様性・多層性に着目し、「日韓交流」および「朝鮮通信使」をキーワードとした現地調査・資料収集を実施し、近現代における「国境の島・対馬」の総体的把握を試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

対馬は「国境の島」として、マスメディアのみならず日韓両国の研究者からも注目を集めてきた。だが、2000年代以降に見られる研究の多くは、韓国との直行航路開設以降の事象に終始してきた。これらに対し、筆者は調査・研究の基盤を対馬の地域社会に置き、そこに生きる人々の営みとの関連で対馬における「日韓交流」現象を読み解こうと試みてきた。その成果として、現代のイベントとしての「通信使行列パレード」に関する研究成果が韓国・朝鮮通信使学会において紹介されるに至った。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 対馬・厳原の「通信使行列」パレード;その誕生と変容2018

    • 著者名/発表者名
      村上和弘
    • 雑誌名

      朝鮮通信使研究

      巻: 25 ページ: 43-81

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] 国境離島と世界、国家、そして<人々>2019

    • 著者名/発表者名
      村上和弘
    • 学会等名
      日本島嶼学会2019年度宮古島大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 対馬・厳原の通信使行列-その誕生と変容-2018

    • 著者名/発表者名
      村上和弘
    • 学会等名
      朝鮮通信使学会春季国際学術シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 交通から見た近現代の対馬生活史 ~海上交通の時代を中心に~2018

    • 著者名/発表者名
      村上和弘
    • 学会等名
      対馬学フォーラム2018
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 対馬はいかにして<日韓交流の島>になったのか2017

    • 著者名/発表者名
      村上和弘
    • 学会等名
      日本島嶼学会2017年次甑島大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本における<国境の島・対馬>イメージの変遷2017

    • 著者名/発表者名
      村上和弘
    • 学会等名
      第5回東アジア島嶼海洋文化フォーラム2017(5th EAIOF)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [図書] 文化を映す鏡を磨く2018

    • 著者名/発表者名
      橘弘文・手塚恵子編
    • 総ページ数
      297
    • 出版者
      せりか書房
    • ISBN
      9784796703758
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 日本文化の現場と現在(原文韓国語)2018

    • 著者名/発表者名
      全南大学校日本文化研究センター編
    • 総ページ数
      419
    • 出版者
      民俗苑(韓国)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 境域の人類学2017

    • 著者名/発表者名
      上水流久彦、村上和弘、西村一之編
    • 総ページ数
      474
    • 出版者
      風響社
    • ISBN
      9784894891968
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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