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村落運営・資源利用にかかわる当屋制の民俗学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K03291
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

市川 秀之  滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (80433241)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード当屋制 / 宮座 / 公共性 / コモンズ / 当屋 / 平等性 / 生業 / ムラ仕事 / 共有地 / 女性祭祀 / 水利 / 在地 / 村落運営 / 自然資源利用
研究成果の概要

当屋制はこれまでの民俗学研究においては神社祭祀における宮座との関連においてのみ研究が進められてきた。本研究においては、村落運営や自然資源の管理における当屋制の事例を全国的に収集しデータベースを作成するとともに、滋賀県、福井県などにおけるいくつかのフィールドにおいてはインテンシブな現地調査を実施しその性格の解明に努めた。また当屋制の歴史的な形成過程についても考察を進めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

当屋制は村落内におけるさまざまな労務を平等に負担するシステムであるが、今回の研究において共有資源(コモンズ)の利用と深く関係することが明らかになった。当屋制がさまざまな集団における公共性と深くかかわることが明らかになり、自然利用や組織運営を考えるうえにおいても重要な視座を与えるものとなった。また当屋制は日本の各地にみられるだけではなく、韓国など東アジアの諸文化にもみられることが明らかになり、今後は当屋制の国際比較をおこなうことも可能となった。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 若狭漁村における女性祭祀と村落組織2019

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 雑誌名

      人間文化

      巻: 46 ページ: 2-10

    • NAID

      120006604958

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 東近江市伊庭の社会組織ー在地を中心にー2019

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 雑誌名

      淡海文化財論叢

      巻: 11 ページ: 237-242

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] 準備としてのオコナイ2017

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 雑誌名

      淡海文化財論叢

      巻: 9 ページ: 286-291

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 村落運営における当屋制2019

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 学会等名
      日本民俗学会第71回年会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 若狭漁村における女性祭祀と村落組織2018

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 学会等名
      日本民俗学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 文化的景観「伊庭内湖と水路の村」調査報告2017

    • 著者名/発表者名
      市川秀之ほか6名
    • 総ページ数
      321
    • 出版者
      東近江市教育委員会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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