研究課題/領域番号 |
17K03299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
後藤 明 南山大学, 人文学部, 教授 (40205589)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 人類学 / 考古学 / 天文学 / プラネタリウム / アイヌ民族 / 古代遺跡 / 星座 / 民族学 / イヌイット / ポリネシア / 暦 / 航海術 / 古墳時代 / 巨石文化 / インカ / 日向 / ネオ・サイエンス |
研究成果の概要 |
本研究は、考古学および人類学的コンテンツをもった教育的プラネタリウム番組を、学術的な資料に基づき、実際に制作し学会や社会の評価を仰ぐことをひとつの目的としている。またそのために、今まで天文学的な意味についてきた古代遺跡を踏査し、その天文学的な解釈を行う可能性についても探ることで学術的な意義、すなわち学史的なリビューという役割も兼ね備えている。本研究はこのように学術的な研究とその成果の還元という実践活動との間を行き来して、人類学的知の現代社会におけるあり方を問うという課題を追求してきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では現地調査によるコンテンツ素材の収集とこれまでの天文イベントの実践経験を活かして、日本古代や北海道アイヌ民族文化を素材とした天文人類学のプラネタリウム/コンテンツを、人類学者主導で実際に制作し、市民に還元したことが斬新な成果であった。そして実際のプラネタリウム投影プログラムの制作は、研究協力者の天文学者から専門的な助言をもらい基本シナリオを制作し、それをプラネタリウムの専門家であるがプログラム(スクリプト)を書くことで実施できたことは、今後人文科学と自然科学、さらにはデジタル技術との融合のための、新しい道を開くものと期待できる。
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