研究課題/領域番号 |
17K03302
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
椿原 敦子 龍谷大学, 社会学部, 准教授 (00726086)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 文化人類学 / イスラーム / 儀礼 / イラン / 言説的伝統 / パフォーマンス / 比較 / 模倣 / ネオリベラリズム / 映画 / 宗教儀礼 / 芸能 / アソシエーション / 都市 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、イランにおける追悼儀礼を調査対象として、ミクロな儀礼の実践が、マクロな政治経済的変動と関わりながら発展する過程を分析し、宗教の社会的布置の変化を考察することである。具体的にはイスラームを政体に掲げる国家であるイランにおける儀礼アソシエーションの通時的・共時的比較を行い、活動の場の空間的変遷や市場経済との関わり、儀礼の画一化や多様化を促す諸力を分析することで、追悼儀礼の実践が社会的にどのように位置づけられてきたのかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は宗教研究における世俗化論・ポスト世俗化論や宗教の私事化・脱私事化論を実証的に検討するための人類学的方法論を提示するという学術的意義を持つ。また、儀礼の実践と倫理的主体の形成に関する議論を整理した上で、儀礼というミクロな場が日常生活や国家の権力とどのように結びついているのかを明らかにすることで、「イスラームの人類学」が社会に還元してきたイスラーム理解の枠組みを更に深化させるという社会的な意義を持つ。
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