研究課題/領域番号 |
17K03337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
橋本 祐子 龍谷大学, 法学部, 教授 (80379495)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 法と感情 / 法哲学 / 基礎法学 |
研究成果の概要 |
本研究においては、法と感情の関係性について探求する新たな学際的研究領域、「法と感情(law and emotions)」へと焦点を当てて、その重要な思想史的源泉の一つをスコットランド啓蒙思想に求め、法哲学的な視座に立って「法と感情」研究の全体像が描出された。とりわけ、道徳感情、正義、法のあいだの関係性を取り上げ、それがどのように論じられてきたかという点に重点を置きつつ、「法と感情」研究が一つの法学研究として有する現代的意義と可能性の探求を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年日本においても、感情への着目が領域横断的な潮流となっている。法学の分野においては、感情に焦点を合わせた研究の多くが「法と心理学」などの実証的研究であり、法と感情の関係性に関する原理的な考察はいまもなお多いとは言えない。このような状況にあって、法哲学的な視座から法と感情の関係性にアプローチする本研究は、法の感情的起源を照射し、これまで法学において支配的であった法=理性/感情の二項対立的理解の問い直しを迫るものとして、少なからぬ意義を有するものである。
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