研究課題
基盤研究(C)
暗号資産やデジタル通貨を巡る私法と公法上の論点の国際相互連関を明らかにし(A)、国内外の文献調査や実務家・学者との議論を通じて検討を深め(B)、新興国等を含む諸外国が立法の際に参照可能な仮想通貨法制の統合モデルや国際社会が採り得る対策について提案する(C)ことを狙いとする。2021年度はCを中心に展開し、数本の論文を執筆し、コロナ禍の制約内で数本のオンライン学会報告を行って国内外の専門家と意見交換した。本研究の集大成をなすのは、2021年度執筆論文のうち、公刊された①国際商事法務49巻6号および同49巻8号と、校正終了・近刊予定の②「再論:暗号資産・デジタル通貨の有体性と通貨主権」比較法学55巻3号、③「Monetary Sovereignty and future global CBDC competition: A Japanese Perspective」国際経済法学会編でRoutledge刊行、④「Japanese and International Law Developments of Crypto and Digital Currencies」国際法協会通貨法委員会編International Monetary and Banking Law in the post COVID-19 World(OUPから刊行)、および執筆完了・提出済みの⑤「通貨と通貨主権の法的扱いを巡る一考察:法的貨幣論序説」早大法学会百周年記念論文集として成文堂から10月に刊行予定、である。①~④で「統合モデル」や国際社会の採り得る対策を提唱し、⑤で通貨や通貨主権に関する法的理解を深めた。現在は、本研究全体を纏めた書籍を中央経済社から刊行予定で執筆中であるほか、今年11月から来年9月まで在外研究し、本研究をコロナ禍で失われた国際学術交流の不足を補うべく、研究活動を進めて参りたい。
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すべて 雑誌論文 (38件) (うち国際共著 6件、 オープンアクセス 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 11件、 招待講演 10件) 図書 (4件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
国際法協会通貨法委員会論文集でOUPから刊行する書物の1章
巻: -
比較法学55巻3号
巻: 55
国際商事法務
巻: 50-3 ページ: 318-312
巻: 50-2 ページ: 160-165
Waseda BUlletin of Comparative Law
巻: 40 ページ: 1-12
巻: 50-1 ページ: 65-68
国際経済法学会記念論文集でRoutledgeから刊行する書物の1章
別冊ジュリスト 国際私法判例百選 第3版
巻: 256 ページ: 36-37
私法判例リマークス
巻: 63 ページ: 26-29
巻: 49-8 ページ: 1022-1025
巻: 49-6 ページ: 742-747
巻: 49-4 ページ: 518-521
金融財政事情
巻: 2021年2月8日号 ページ: 22-25
United Nations Financial Sanctions, Routledge (2020), Edited By Sachiko Yoshimura
巻: 1 ページ: 80-95
巻: 48巻10号 ページ: 1390-1395
巻: 48巻7号 ページ: 974-976
巻: 48巻5号 ページ: 675-679
巻: 48 ページ: 226-229
巻: 47 ページ: 619-621
巻: 47 ページ: 1014-1017
中日民商法研究
巻: 18 ページ: 362-369
国際商取引学会年報
巻: 21 ページ: 161-172
巻: 47 ページ: 1147-1150
巻: 70-35 ページ: 19-23
判例時報(判例評論)
巻: 726 ページ: 143-149
巻: 47 ページ: 1274-1278
巻: 47巻1号 ページ: 75-78
巻: 47巻2号 ページ: 174-180
巻: 47巻3号 ページ: 349-351
国際取引法学会
巻: 第4号 ページ: 21-30
巻: 2019年1月21日号 ページ: 38-41
巻: 46巻5号 ページ: 687-690
巻: 46巻9号 ページ: 1279-1282
巻: 17巻 ページ: 292-298
巻: 20号 ページ: 159-161
巻: 45 ページ: 1615-1618
巻: 45 ページ: 1438-1444
巻: 16 ページ: 169-181