研究課題/領域番号 |
17K03512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
田上 麻衣子 専修大学, 法学部, 教授 (80408020)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 伝統的知識 / 伝統的文化表現 / 遺伝資源 / 生物多様性条約 / 伝統知 / 名古屋議定書 / 生物多様性 / TK |
研究成果の概要 |
本研究は伝統知の多面性に着目し、その保護の在り方や課題について検討を行った。具体的には、(1)関連分野における国内外の研究成果の分析・集約、(2)諸外国の各国の法整備状況や運用状況に関する調査と分析、(3)関連国際機関における議論の状況把握、(4)我が国における伝統知の実態把握と関連する分野の実務家や団体等との意見交換を行うことにより、伝統知の多面性に即して多様な視点から保護を行うにあたっての相互の整合性・補完性、連携の在り方について検討・考察を行い、問題点及びその解決策について提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統知についてはその多面性を前提とした多様な視点からの総合的な研究が必要であるところ、こうした視点の国内の研究は限定的である。また、十分に伝承されないまま世代交代を迎え、今後伝統知の多様性の急速な喪失が危惧される中、現時点で我が国の伝統知の状況を把握・分析・検討する必要がある。さらに国際的に伝統知の保護に関する議論が進められている中で、我が国の実情を分析し、積極的に情報発信をしていく必要がある。本研究はこうした問題意識の下、伝統知の実態に基づく現実的な制度構築を目指す上での考慮要素や課題を整理したものであり、学術的意義及び社会的意義を有する。
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