研究課題
基盤研究(C)
経済停滞の時代における先進国の経済政策について研究を進めた。第1に、近年の欧米における政治経済学の研究動向について、とりわけ財政政策、金融政策、コーポレート・ガバナンス改革を対象とした研究動向について検討を行った。第2に、先進国との比較の観点から、日本の財政赤字の政治的原因について研究を行った。第3に、政府の危機対応という観点から、近年の日本の電力・エネルギー政策について研究を行った。第4に、経済政策の形成過程を検討するために、官僚の執務知識と政官関係についての研究も行った。
1990年代以降、日本は経済停滞に陥った。この日本の停滞については、これまで多くの研究がなされており、日本独自の問題点が指摘されてきた。しかしながら世界金融危機以降、多くの先進国が経済停滞に陥り、「日本化」とも呼ばれている。このような状況を受けて本研究では、先進国間の比較の観点を重視して、日本の経済停滞をもたらした政治的要因を明らかにしようとしており、この点に本研究の意義がある。
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