研究課題/領域番号 |
17K03539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
瀧口 剛 大阪大学, 法学研究科, 教授 (10257959)
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研究分担者 |
矢嶋 光 名城大学, 法学部, 准教授 (30738571)
久野 洋 神戸大学, 人文学研究科, 特別研究員(PD) (10795181)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 近代日本政治史 / 自由通商 / 大阪財界 / 犬養毅 / 芦田均 / 日本政治史 / 自由通商運動 / 栗本勇之助 / 外務省連盟派 / 近代日本 / 政治史 / 政治学 / 通商政策 |
研究成果の概要 |
本研究では、大阪財界、犬養毅、芦田均の動向を通じて自由通商志向の政治的社会的潮流が果たした役割を解明した。また自由通商志向の社会的、地域的基盤として関西・中国圏先進地域の重要性が明らかになった。政党内閣期まで関税引き上げが進展しなかった原因の一つは、これらの勢力の政治的影響力がある。 しかし、自由通商志向を持つ政治経済的アクターの軌跡は、特に戦中から戦後にかけて一様ではなかった。戦時体制下において、大陸との関係が深い大阪財界は大東亜共栄圏にコミットしてゆく。他方で自由通商とも縁の深い芦田は、戦時において自由主義的・非主流派のポジションを保持し、戦後の活動へとつなげてゆくことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、研究の進んでいない自由通商をめぐる近代日本政治史を実証的に明らかにしたところにある。特に自由通商を支持する経済界の動向や政党人の動きについて、一次資料を用いて明らかした。 本研究は近代日本に関する歴史的研究であるが、グローバル化が進行する一方で格差の問題に起因するナショナリズムの衝突が見られる中で、現代の通商秩序と政治の関係を考察する手がかりを得られるものと考える。
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