研究課題/領域番号 |
17K03556
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
山崎 望 駒澤大学, 法学部, 教授 (90459016)
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研究分担者 |
山本 圭 立命館大学, 法学部, 准教授 (90720798)
高橋 良輔 青山学院大学, 地球社会共生学部, 教授 (70457456)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 民主主義 / 代表制 / 直接民主主義 / 正統性 / 熟議民主主義 / 闘技民主主義 / ポストデモクラシー / ポピュリズム / 戦う民主主義 / 二つの民主主義 / 社会運動 / グローバルステークホルダーデモクラシー / フェミニズム / 代表制民主主義 / アンタゴニズム / ステークホルダーデモクラシー / 民主化の逆行 / ラディカルデモクラシー / 左派ポピュリズム / アセンブリ / 権威主義 / 右派ポピュリズム / ガバナンス / 熟議システム / 政治学 |
研究成果の概要 |
20世紀において、ファシズムと共産主義の挑戦を退けたナショナルな代表制民主主義の危機について多角的な観点から分析を行った。政治理論に加えて、国際政治、政治史、政治思想史、比較政治学の知見を応用し、現代の代表制民衆主義が直面する課題を検討した。 とりわけポピュリズムや直接行動的な社会運動に象徴される、国内政治における強い敵対性がもたらす影響と、グローバル化な市場などによる代表制民主主義の形骸化の現状を明らかにした。 それをふまえて、いかなる代替構想が可能か、について政治思想史と政治理論の知見から検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として、今日の民主主義が直面する課題を比較政治や国際政治という経験的なアプローチのみならず、政治思想や政治思想史の知見をふまえることで、歴史的/思想的な観点から把握し直すことが可能になった。成果として公刊された『民主主義に取って未来はあるのか?』においては、アプローチにおいて専門分化の進展する多様な民主主義論が共有する地平を示すという貢献を行った。 また民主主義の危機と代替構想に取り組むことで、自由民主主義諸国で代表制が形骸化すると共にポピュリズムが台頭し、国際政治の次元では権威主義国や宗教過激派勢力との対立が先鋭化する現状を打開する知的基盤の構築に貢献した。
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