研究課題/領域番号 |
17K03593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
川嶋 周一 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (00409492)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ヨーロッパ統合 / 国際主義 / 連邦主義 / 機能主義 / 20世紀 / EU / ローマ条約 / ポール・オトレ / 国際関係史 / 世界連邦 / 世界認識 |
研究実績の概要 |
本研究は、欧州統合史研究と国際関係史研究を接合し、20 世紀前半における欧州統合認識の形成と変容を、世界認識との関わりから再検討するものである。 具体的には、ベルギーの書誌学者・平和活動家のポール・オトレ、機能主義者、連邦主義者の国際秩序観ならびに欧州統合観を取り上げ、その思想の展開に影響を与えた国際状況の相互関係に焦点を当てることで、欧州統合を20 世紀史の中に位置付けることを最終的な目標とする。 機能主義者については、ルーマニア出身でイギリスで確約したミトラニーの資料を精査し、ミトラニーが連邦主義を批判していたそのロジックと、第二次大戦後に大陸ヨーロッパにおいて大きく花開いた連邦主義をどのように認識していたのかについて研究を進める。 2022年度は、2020年度に続き、本来はフランスの連邦主義者およびアレクサンドル・コジェーブに関する研究資料を引き続き収集し、1940年代から50年代にかけての世界認識と連邦主義、そしてヨーロッパ統合の知的連関を検討する予定だった。しかるに、2020年2月末から起こった新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、これらの資料収集の予定は2020年、2021年度においてもすべて中止となった。2022年はある程度感染状況の改善が進んだが、史料収集を行えるに充分自由な状況とは言えない所があり、最終的に2022年度での海外史料調査は断念し、2023年度への研究延長を行って2023年度中における資料調査の展開を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染症の蔓延状況に伴う海外渡航、とりわけヨーロッパへの史料収集に著しい制約が課せられたため、史料収集に必要な条件が揃わず実施が出来なかった。そのため、研究の進捗は遅れていると言わざるを得ない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナ感染症の蔓延の改善が2023年度において見られたため、海外史料調査を再開する。
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