研究課題/領域番号 |
17K03606
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
廣野 美和 立命館大学, グローバル教養学部, 准教授 (40757762)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 中国 / 平和構築 / 平和維持 / 人道支援 / 紛争仲介 / 開発援助 / 一帯一路 / 紛争 / 国連平和維持活動 / 国際人道支援 / 南スーダン / 政策決定過程 / コロナウイルス / アフリカ / モルジブ / ODA / 国際関係論 / 紛争解決 / 経済開発 / 政治学 |
研究成果の概要 |
本研究では、紛争地域(紛争中や紛争後の地域)において、中国の様々なアクターがどのように行動し、それらは地域のアクターによってどのように認識されているかを分析した。従来、中国政府・企業の行動や中国政府の政策に焦点を当てた研究が多かったが、本研究では、中国政府の政策決定過程、中国アクターの多様性、紛争地域における中国認識に焦点を当て、事例国(ミャンマー・南スーダン・モルディブ)でのインタビュー等を通して包括的な検討を行なった。結果、現地の中国認識や中国が果たしうる役割を規定するのは、分散した中国の政策決定過程と、当該国の国内的文脈での中国アクターの位置付けによるものであることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国の発展途上地域における役割は、概して「自由主義対権威主義」といったイデオロギーを中心とした単純化された見方が、日本や西側諸国の政策関連の議論やメディアで散見される。本研究では、中国の政策決定過程の複雑性や、アクターの多様性、そして地域における中国認識の多様性を直視し、中国の発展途上地域における役割の現実の姿を考える上で鍵となる要因を浮き彫りにすることができた。この研究成果は、学術図書や学術論文だけでなく、公開フォーラムや一般向けの雑誌などを通して、広く社会に発信した。
|