研究課題/領域番号 |
17K03617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
神取 道宏 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (10242132)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ゲーム理論 / くり返しゲーム / 情報伝達 / 実験結果の再現性 / 協調 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
社会を構成する個人が、利己的な行動に走らずにいかに協調することができるか、ということを明らかにすることは、社会科学のみならず計算機科学や生物学をも包摂したおおきな研究課題である。本研究では、「1回限りの状況」でも協調が達成できることを示す新たなクラスのモデルを創出し、それを分析する一般的手法を開発した。これと並んで、相手の行動を見間違える場合の協調達成に関する理論的・実証的分析を行った。さらに、情報伝達における協調の度合いの研究と、理論予測を実験で検証する際の実験結果の再現性に関する分析も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会全体のためになる「協調的な行動」は、それを行う人にとってコストがかかることが多く、そのために各人は自分一人だけ協調を怠ける誘惑にかられる。このことにどのように対処することができるのか、そのためにはどのような条件が必要か、また実際にはどのような方法で協調が達成されているのかを明らかにすることは、経済問題に限らずあらゆる現実の社会問題において最重要な課題である。本研究は、このような要請に答える研究成果を提供するものである。
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