研究課題/領域番号 |
17K03621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小佐野 広 京都大学, 経済研究所, 教授 (90152462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 企業投資 / 負債の借り換えリスク / 負債支払い能力 / 負債借り換えリスク / 負債借り換え能力 / 資本構成 / 負債償還期限 / 学習 / 投資 / デット・オーバーハング |
研究成果の概要 |
負債借り換えリスクがある状況で、企業の流動性に関する短期の不確実性から生じる問題と企業の長期支払い能力に関する不確実性の問題とから生じる相互作用について研究した。また、企業の長期支払い能力に関しては、事前にその水準を確実に予想することができず、時間を通じて各経済主体が学習していくような状況を設定した。そして、このような状況下で、企業の流動性に関する短期の不確実性と企業の長期支払い能力に関する不確実性が企業の負債構成などの財務戦略や投資決定にどのような影響を与えるかを考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
負債借り換えリスクがある状況で、企業の流動性に関する短期の不確実性から生じる問題と企業の長期支払い能力に関する不確実性の問題とから生じる相互作用があり、かつ、市場参加者の間で企業のキャッシュフロー生産能力に関して学習が行われる状況下において企業の財務戦略や投資決定の問題を明らかにすることは、金融危機の際に企業がどのような行動をとるかを明らかにすることができ、適切な政策を考えることができるという意味で社会的意義がある。
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