研究課題/領域番号 |
17K03627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
宇野 浩司 大阪府立大学, 経済学研究科, 准教授 (70506386)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ポテンシャルゲーム / ゲーム理論 |
研究成果の概要 |
人々の活動がネットワークを通じて近隣他者へ影響を与える公共財供給の状況において,どのように資源を配分すると効率的な活動を人々促せるかという問いを考察した.そして,人々のリスクへの態度に応じて,ネットワークの中心のプレイヤーに資源を配分したほうが良い場合とネットワークの端に配分したほうが良い場合とがあることを示した.加えて,外部性のある1対1マッチング市場における均衡マッチングプロセスと安定マッチングとの関係についての知見,ポテンシャルゲームを用いた実証研究のための基礎的結果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は,ネットワークを通じて人々の活動が近隣他者へ影響を与える公共財供給の状況における資源の効率的配分問題に潜むトレードオフを明らかにし,人々のリスクへの態度により,資源配分を重点する人物が異なってくることを理論的に明らかしにしたことが本研究の意義である.また,いくつかの知見は,ポテンシャルを用いて実証研究しようとするときに直面するいくつかの問題へ対処するためのヒントとなる.
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