研究課題/領域番号 |
17K03628
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
|
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
水上 英貴 青山学院大学, 経済学部, 教授 (30377238)
|
研究分担者 |
若山 琢磨 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (80448654)
二本杉 剛 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (10616791)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 経済理論 / ゲーム理論 / 遂行理論 / メカニズム・デザイン / 行動メカニズム・デザイン / 理論経済学 |
研究成果の概要 |
本研究では,完備情報下において,マスキン・メカニズムによるナッシュ遂行と正直ナッシュ遂行の遂行率に違いがあるのかについて,理論モデルを構築して経済実験によって検証しようと試みた.理論的には,完全遂行であるナッシュ遂行の方が,部分遂行である正直ナッシュ遂行よりも高い遂行率を示す.しかしながら,部分遂行であっても,正直均衡がフォーカル・ポイントになるのであれば,ナッシュ遂行と正直ナッシュ遂行の遂行率に違いはないかもしれない.この点を検証するための理論モデルを構築したが,コロナ禍による影響により経済実験を実施することはできなかった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理論的には,マスキン・メカニズムによるナッシュ遂行の方が正直ナッシュ遂行よりも高い遂行率を示す.しかしながら,遂行可能な社会選択関数 (社会目標) は,ナッシュ遂行よりも正直ナッシュ遂行の方が多い.そこで,正直均衡がフォーカル・ポイントになることで,正直ナッシュ遂行の遂行率がナッシュ遂行と同程度にまで上昇するかどうかを経済実験によって明らかにしようと試みた.正直ナッシュ遂行の遂行率の上昇が確認されれば,社会実装可能な社会目標の増加につながる.
|