研究課題/領域番号 |
17K03637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 明治大学 (2019-2021) 大阪産業大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
藤井 陽一朗 明治大学, 商学部, 専任准教授 (80635376)
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研究分担者 |
竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 意思決定論 / 多属性効用理論 / 多属性後悔理論 / 実験 / 多属性効用 / 後悔理論 / 実験による測定 / 属性間トレードオフ / 後悔回避 / 選好表現 / 多属性効用関数 / 交差微分 / 医療経済学 / 遅延価値割引 / 自由意志 / 双曲線型割引 / 意思決定理論 / 経済実験 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、大きく2つのパートから構成される。多属性後悔理論の公理的な基礎付けと実験による選好の測定である。 まず、基礎研究パートについては、主観的確率を用いた期待効用理論を提唱したSavageを拡張し、公理論的な基礎付けをおこなうことに成功している。 実験による選好測定については、2属性の場合で実験をおこない、①属性ごとに後悔回避的であること、②属性ごとに後悔回避の程度が異なることを明らかにしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の経済学のアプローチでは、意思決定の結果は貨幣などの1属性で測定されることが多い。しかし、現実の意思決定を考えると、意思決定の結果が多属性であらわされたり、あるいは多期間におよぶと考える方が自然である。本研究課題の成果は、より汎用性がある意思決定問題の記述とその解法に大きく寄与するものと期待される。 また、実験による計測ができることは、実証研究への展開も容易にしており、より多くの含意を得ることに貢献すると考えられる。
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