研究課題/領域番号 |
17K03640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
武藤 秀太郎 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (10612913)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 福田徳三 / 河上肇 / 李大釗 / 陳啓修 / 大正デモクラシー / 五四運動 / 新文化運動 / 朝河貫一 / 馬寅初 / 思想史 / 東洋史 / 日本史 / 経済史 / 中国哲学 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として、2020年2月に慶應義塾大学出版会より学術書『大正デモクラットの精神史 ―東アジアにおける「知識人」の誕生』を刊行した。この著書の中で、本研究の考察対象である福田徳三、河上肇、李大釗、陳啓修を、第2章「福田徳三と中国知識人」と第3章「河上肇と中国知識人」で具体的に論じている。 また、2019年11月に東洋文庫でおこなわれた五四運動100年記念シンポジウムで、「五四運動と日本の黎明会」と題し、上記の人物を中心とした日中両国知識人の思想的交流について報告をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の大正デモクラシー運動と中国の五四運動は、どちらも20世紀初頭に起きた歴史的に重要な出来事であり、これまで日中両国で多くの研究がつみかさねられている。その一方で、両運動の結びつきについては、あまり注意が払われてこなかった。 これに対し、本研究では、両運動の担い手であった日中両国の知識人たちが、密接な交流を交わしていた実態を明らかにした。本研究は、従来の一国史的な枠組みを超えた新たなグローバル・インテレクチュアル・ヒストリーを切り開くものである。
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