研究課題/領域番号 |
17K03641
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鍋島 直樹 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (70251733)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 経済学史 / 経済思想 / 政治経済学 / ケインズ / カレツキ / ポスト・ケインズ派経済学 / 経済学説 |
研究成果の概要 |
本研究では、学説史展望にもとづき、ポスト・ケインズ派経済学の形成・発展の過程について考察するとともに、その今日的な意義と可能性を闡明しようと試みた。研究成果の主な内容は、次の二点に要約することができる。第一に、ケインズの原典に立ち返ることによって、彼の政治思想の特質とその歴史的意義を明らかにした。第二に、現代政治経済学の諸潮流の動向について幅広く検討を加えるとともに、それを通じて、これらの諸潮流とポスト・ケインズ派経済学との学問的連携の可能性について探究した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経済学史研究の方法にもとづきつつ、ポスト・ケインズ派をはじめとする現代政治経済学の多様な潮流の歴史的位相と今日的意義についての検討を試みているところに、本研究の特徴の一つがある。世界各国において新自由主義的な資本主義からの方向転換が模索されている今日、代替的な経済政策とその理論的基礎を一貫して追求してきたポスト・ケインズ派経済学の形成と発展の過程を振り返るとともに、その新たな展開の可能性を探ることには大きな意義があると考えられる。
|