研究課題/領域番号 |
17K03650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 沖縄国際大学 |
研究代表者 |
生垣 琴絵 沖縄国際大学, 経済学部, 講師 (90646093)
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研究分担者 |
橋本 努 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (40281779)
丸山 千賀子 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (20324965)
水原 俊博 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (10409542)
根本 志保子 日本大学, 経済学部, 教授 (70385988)
畑山 要介 豊橋技術科学大学, 総合教育院, 講師 (70706655)
伊藤 賢一 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (80293497)
神野 由紀 関東学院大学, 人間共生学部, 教授 (80350560)
石塚 千賀子 新潟大学, 人文社会科学系, 特任助教 (70812436)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 消費者 / 消費社会 / 消費者市民社会 / 消費文化 / 消費者運動 / 産消提携 / 倫理的消費(エシカル消費) / ミニマリズム / 市民社会 / フェアトレード / 倫理的消費 / 消費者教育 / 経済思想 |
研究成果の概要 |
本研究は,「市民社会と消費者」というこれまで研究されてこなかったテーマを設定し,以下の2つの論点に基づいて多種多様な専門分野からのアプローチにより,議論を整理しまとめることができた。 論点1「経済思想・学説における市民社会論」については,経済思想および消費社会論における研究成果の中から,大量生産・大量消費の社会において求められる消費者の自律や消費そのものの意義を見出す議論を整理した。 論点2は「消費者運動の精神史構築」である。我々は,消費者市民団体の活動や産消提携など代替的な生産・消費・流通関係の構築に関わる議論を整理した。(2020年度内に本研究の成果を単行本のかたちで出版予定である。)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大量生産・大量消費社会に対する批判から発した消費社会論の思想的源流・背景とそれらがもつ倫理的観点は,グローバル化などにより複雑化した社会システムのもとでの新たな消費社会論の展開においても引き継がれている。このような消費社会論の系譜から現代社会の分析へとつなげる本研究成果は,消費社会論の発展という学術的意義とともに現代社会を理解するためのフレームワークを提供するという社会的意義がある。本研究における消費社会批判とそのオルタナティブの提示は,新型コロナウイルスの影響下で加速的に変容する私たちの消費社会に意義深い示唆を与えている。
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