研究課題/領域番号 |
17K03669
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
村田 忠彦 関西大学, 総合情報学部, 教授 (30296082)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 合成人口 / リアルスケール社会シミュレーション / 位置情報 / データベース / 人口統計 / 人口合成 / 基本単位区 / 基盤地図情報 / 町丁目単位 / 社会シミュレーション / エージェント合成 / GIS |
研究成果の概要 |
本研究課題では,日本全国の人口合成に取り組むとともに,合成された世帯を地図上にマッピングする研究を実施した.並行して大規模計算機システム公募型利用制度,学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点システム利用研究課題により,日本全国の合成人口を,希望する研究者が利用できる環境を整備することができた.すでに利用希望者による合成人口を活用した研究成果が出始めており,この分野の研究の活性化が期待される. 現在,合成人口に付与されている属性は,世帯構成員の年齢,性別,就業状況,所得である.教育歴や職業,移動手段などの属性を追加することにより,さらに様々な研究への展開が期待される.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題により公開されている合成人口を活用することにより,実社会を対象にしたシミュレーションを実現することが可能となる.個人情報保護の意識が高い日本社会において,研究者が,統計的に同等の特徴をもつ合成人口を対象にして,提案するシステムの有用性を検証することにより,行政などのふさわしい機関が,有事また将来構想において,それらのシステムを実データに適用することにより,活用することも可能である.本研究課題の成果は,実社会のデータが一部のプラットフォーム企業に独占されている現状で,学術機関が客観的かつ公平に関与できるプラットフォームを構築するために,学術的にも,社会的にも重要な意義をもつといえる.
|