研究課題/領域番号 |
17K03684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
樹神 昌弘 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (20450512)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 産業構造変化 / 付加価値誘発 / 東アジア / 東南アジア / 産業連関表 / 国内需要 / 輸出 / 付加価値 |
研究成果の概要 |
開発途上国が経済発展をしていく際に、その中心産業が農業部門から非農業部門に移っていくという形の産業構造の変化が発生する。経済発展に伴う農業-非農業間の産業構造変化は、なぜ発生するのか。需要面から見た場合に産業構造変化のエンジンの役を担ってきたのは国内需要なのであろうか、それとも外国需要(輸出)なのであろうか。本研究はこの問題に取り組んだ。その結果、東アジア、東南アジア諸国のほとんどの国の場合には、輸出が産業構造変化を牽引していたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本稿の研究結果の意義の一つは、東アジア、東南アジアの国々のデータを分析することにより、これらの国々においては、エンゲル効果として知られる国内消費の変化よりも、むしろ輸出の拡大が産業構造変化を牽引してきたということを実証的に明らかにした点である。また、社会的意義という観点においては、本研究は、経済成長にも強い影響力を持つ産業構造変化が先発国においてどのようなメカニズムで進展してきたのかの一側面を示した。
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