研究課題/領域番号 |
17K03687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
井上 武 神戸大学, 国際協力研究科, 准教授 (20450546)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 金融包摂 / 国際送金 / 貧困削減 / デジタル金融包摂 / 金融発展 / 開発金融 / 発展途上国 |
研究成果の概要 |
発展途上国の開発金融に関する実証研究の多くは、国内金融仲介機能の発展、もしくは国際資本流入の拡大にそれぞれ焦点を当て、金融の国内経済に対する影響を分析している。本研究は、国内金融と国際金融を融合した枠組みの下、貧困層に対する金融サービスの普及を示す「金融包摂」と、主要な外国資本フローに成長している出稼ぎ労働者からの「国際送金」が途上国の貧困緩和に対してどのような関連性を持って影響しているかについて分析を行った。分析の結果、金融包摂と国際送金は統計的に有意な関係性を持って貧困状況に影響していること、そして関係性は金融包摂をどのように捉えるかによって変化することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金融包摂は、すべての人々がフォーマルな金融仲介機関が提供する基本的な金融サービスに適切なコストでアクセスし、利用できることを意味している。持続可能な開発目標のターゲットの一つに掲げられるなど、開発金融の範疇を越えて、国際社会が実現すべき重要な課題になっている。それでは実際に金融包摂はどのように実現することができるのか?そして金融包摂が実際に発展途上経済にどのようなインパクトを持ち得るのだろうか?本研究はこうした諸問題について、世界各国から構成されるデータを用いて客観的に答えることを目的としている。
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