研究課題/領域番号 |
17K03692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
後藤 大策 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 准教授 (80432847)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 災害リスク / 社会的選好 / 社会的認知 / 社会的予防行動 / フィールド経済実験 / インパクト評価 / フィールド実験 / リスク選好 / 経済実験 / 社会的リスク選好 / 社会的リスク認知 |
研究成果の概要 |
本研究では,経済実験手法を用いて社会制度や組織構造の違いが様々なリスクに対する社会的選好・認知・予防行動の形成に与える影響を同定し,それらのリスクを削減するための制度や組織の設計指針を明らかにした.特に途上国農村社会における環境リスクや疾病・傷害リスクの社会的選好や認知,およびそれらに対する予防行動が,ピア農家による先行経験の情報共有や医療サービスまでの交通アクセス改善によって,大幅に改善できることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間の意思決定過程は極めて状況依存的であり,種々の心理プロセスを伴う.リスクに対する社会的な選好・認知・予防行動の形成過程も,その社会的状況を規定する制度や組織,当事者間の心理的・戦略的相互作用,さらにそれらを通じた社会的バイアスに強く依存する.それを特定の文脈においてではあるが明らかにし,それを前提とした制度や組織の設計指針を得た点に本研究の学術的意義及び社会的意義がある.
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