研究課題/領域番号 |
17K03700
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 金沢大学 (2018-2022) 長崎県立大学 (2017) |
研究代表者 |
和田 一哉 金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (70589259)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 開発 / 家計内資源配分 / 期待形成 / 社会規範 / インド / 農村家計調査 / 教育投資 / 主観 / ジェンダー / 家計内意思決定 / グローバル化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、途上国農村におけるジェンダー問題を事例に、現地の社会規範と人々が個々に有する主観に注目し、それが将来の途上国開発にいかなる影響をもたらすかについて検証するものである。社会規範や個々の主観は、期待形成等を通じて開発にきわめて重要な影響を有する可能性があるが、国によって、社会経済状況によって、その意義は一律でない。この点に留意し、開発における社会規範の変動とその影響、期待形成において個々の主観が果たす役割、変動する社会規範と個々の主観の相互作用と開発へのインパクト、の分析を通じ、社会規範と個々の主観が開発においていかなる影響を有するかに関し、将来の開発の可能性を考察した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は開発のミクロ経済学におけるジェンダー研究の深化と開拓を目指すものである。具体的には家計内資源配分を通じたジェンダー問題の分析に関し、個々人の主観の影響、社会規範とその変動の影響を考慮するものである。これらの影響は時に開発の桎梏に、また時に開発を促進するものとなることが想起されるが、本研究でこの点を検討した点に学術的意義と社会的意義が確認される。
|