研究課題/領域番号 |
17K03722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
中田 勇人 明星大学, 経済学部, 教授 (10366916)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 石油価格 / 為替レート / 株価 / 構造VAR / 地域経済 / アジア経済 / 輸出 / 地方経済 / パネルVAR / 産業構造 / VAR / エネルギー価格 / 日本経済 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
エネルギー価格変動のような外的ショックがマクロ経済変数(産出、物価、輸出など)、資産価格(為替レート、株価)にどのような経路で影響を与えているか定量的に評価するために構造VARによる実証分析を行った。その結果、各種のエネルギー価格ショックが各変数の変動を一定程度、説明できることが明らかになった。また、エネルギー価格ショックが各変数に影響する経路や程度は各国が採用する為替レート制度や金融政策ルール、あるいは地域の自然・社会的条件、産業構造によって左右されることも分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計量分析によって、我が国やアジア諸国のマクロ経済や資産市場はエネルギー価格変動というグローバルなショックによって大きな影響を受けるようになっていることを明らかにした。経済政策を巡る議論などでは自国の経済政策の効果や為替レート変動の影響などに過大な注目が集まりやすいが、本研究の結果は開放経済における外的ショックの役割を適切に理解した上で経済政策のあり方について考えることの重要を示している。特に、ロシアのウクライナ侵攻などによってエネルギー価格が一層不安定性になった近年では、その重要性が増している。
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