研究課題/領域番号 |
17K03727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
金子 昭彦 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (10282873)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国際援助 / 経済成長 / 援助 / 政治体制 / 社会保障 / 資金調達 / 金融の不完全性 / 人的資本 / 教育制度 |
研究成果の概要 |
本研究においては、効率的な国際援助を分析するための基礎的な研究を行った。そこでは、大きく3つの成果が得られた。まず、金融市場の不完全性を導入した成長モデルの研究により、不完全性の度合いにより経済成長が変化することがわかった。次に、人口成長率内生化したモデルにおいて、成長率最大化の観点と厚生最大化の観点では最適な税の厚生が異なること。3番目は、2財モデルにおける、人口成長率低下の年金に対する影響で、既存研究では年金給付額が増加する可能性が指摘されていた。我々の研究では、その可能性がかなり低いということを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、教育効果を考慮して効率的な国際援助を分析するための基礎的な研究を行った。効率的な国際援助には、援助受け入れ側の経済制度が重要である。本研究では、金融市場の不完全性、税制度、年金制度の状況がもたらす経済状況を分析することにより、教育部門の特異性を考慮するための、重要な知見を得ることができ、効率的な国際援助を見いたすための基礎的な研究となった。
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