研究課題/領域番号 |
17K03759
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
|
研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
鈴木 潤 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (00407230)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 研究開発補助金 / 多様性 / 目的志向補助金 / ソフトサポート / 呼び水効果 / 未利用行政データ / ミクロデータ / パネルデータ / 科学技術政策 / 科学論文の多様性 / 中小企業政策 / ソフト支援 / 科学政策 / 科学への投資 / 投資効果 / 研究費 / 集中 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは、既存の公開データベースや未利用の行政データ等の統合的利用環境を整え、個別研究者や小規模な研究組織を分析の単位として、政府による科学への投資(研究開発補助金等)の効果の分析を行った。特にアウトプット指標として従来はあまり注目されてこなかった「研究課題の多様性」の分析を行ったり、インプット指標として補助金に加えてソフト支援(コンサルティングやマッチング等)の効果に注目したりした点に特徴がある。その結果、多様な「目的志向補助金」がアウトプットの多様性に貢献する可能性や、補助金が呼び水となってソフト支援の効果が発揮される可能性などを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
政府による科学への投資の成果に関しては、既に科学論文の出版数や被引用数をアウトプット指標とする観点からの分析が多数行われているが、本研究は「科学論文の多様性」を新たなアウトプット指標の一つとする分析を行った。国として研究の多様性を維持していくことは、研究分野の変遷や突発的に現れる新規課題に対応したり、異分野の知識を融合し画期的な知見を生み出したりするために重要である。さらに、特に民間企業に対する研究開発補助金の効果についてはそれを疑問視するような分析結果も存在するが、本研究は補助金の直接的効果のみならず呼び水効果の存在を示したことに意義がある。
|