研究課題/領域番号 |
17K03776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
安藤 至大 日本大学, 経済学部, 教授 (80377126)
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研究分担者 |
村田 安寧 日本大学, 経済学部, 教授 (40336508)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 労働市場 / 規制 / マッチング / 仲介 / 臨床研修マッチング / 差分プライバシー / 労働移動 / リスキリング / 仲介事業 / 住宅市場 / 結婚市場 / 経済政策 / 労働経済学 / 都市経済学 |
研究成果の概要 |
本研究では、労働市場と不動産仲介市場を中心として、売り手や買い手の自発的な選択がもたらす非効率的な取引を改善するための仲介事業者の役割について研究した。研究期間の前期では、それぞれの市場における法規制が持つ意味を経済学の視点から検討する取り組みを行った。また中期では、他分野における法規制を応用することで、さらなる効率性の改善について検討した。また後期では、研修医のマッチング市場に注目して、非効率的なマッチングをもたらす可能性がある当事者間の圧力行為の程度を定量的に測定し、また介入の手法を理論的に検討する取り組みを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少子高齢社会を迎えた日本では、稀少な労働力を活用するためにも、労働者と企業の間でより良いマッチングを形成することが求められる。また技術的失業への対処としての労働移動も、これからより増加することが見込まれている。その際には、経験や知識を持った仲介役(有料職業紹介事業者など)の存在も重要となる。 また近年、空き家の増加や未婚化・晩婚化なども大きな社会問題となっているが、住宅市場や結婚市場においても、仲介事業者の役割は大きい。 そこで本研究では、様々な市場における仲介業の役割とそれに対する規制のあり方を理論分析により比較検討し、具体的な規制改革提案につなげるための取り組みを行った。
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