研究課題/領域番号 |
17K03777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
小林 克也 法政大学, 経済学部, 教授 (50350210)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | group contest / step-by-step technology / gerrymandering / role assignments / complementarity / Group Contest / Step-by-step technology / Prize Allocation / Role assignment / Resource Allocation / CES effort aggregator / effort complementarity / free riding / prize sharing rule / public good / group contests / group specific good / 経済理論 / 政治経済 / 政治科学 / 選挙 / extremist |
研究成果の概要 |
本課題研究の結果は以下である。努力がグループ内で一定程度集まったとき効果が初めて発揮される場合で、メンバー全員が努力をするナッシュ均衡の存在条件を明らかにした。最も極端な候補者が勝つための選挙区割り(gerrymandering)で勝ち抜き戦をするとどこまで極端な候補が勝つのかを明らかにした。グループのメンバーの努力の誘因を最大化する資源配分や役割分担の仕方を努力の補完性との関連で明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題研究で得られた成果の意義は2点ある。1つはレントシーキングモデルの1つであるグループコンテストの理論分析の文脈の中で、現実的な離散の要素を取り込んでナッシュ均衡を特徴付けしたことと、グループ内の役割分担の特徴を明示したことである。もう1つは恣意的選挙区割り(gerrymandering)が階層化された場合の結果を明示したことである。これらは現実では観察されるものの従来分析されてこなかったものである。
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