研究課題/領域番号 |
17K03797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
西出 勝正 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (40410683)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 金融市場の情報構造 / マーケットマイクロストラクチャー / 金融市場 / 高頻度取引 / 情報効率性 |
研究成果の概要 |
昨今の金融市場における技術進歩や進展を踏まえて,高度金融技術が市場の流動性や価格形成にどのような影響を与えるのかを数理モデルを用いて理論的に分析した.特に,実証研究において肯定的に捉えられている金融技術の影響が理論面から正当化できるのかについて,市場の取引制度や投資家の特徴を明示的に記述する手法としてのマーケットマイクロストラクチャーの観点から考察を行った.3年間の研究期間を通じて,金融技術の影響は市場の制度(特に約定の仕組み)に大きく依存していることを明らかにすることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度情報技術を用いた金融取引に関するこれまでの研究成果を概観すると実証研究と理論研究では,得られている経済学的評価がやや異なっていた.即ち,実証研究では同取引について比較的肯定的に評価されているのに対して,理論研究では否定的な結果を導く論文が多く見られた.本研究を通じて,約定制度などの市場システムなどの観点が分析を行う際に必要であるとの知見を得ることができた.
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