研究課題/領域番号 |
17K03820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
広田 真一 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40238415)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | コーポレートガバナンス / パフォーマンス / ステークホルダー / グローバル企業 / 経営理念 / 資本市場の効率性 / 株価 / 資産価格 |
研究成果の概要 |
本研究は、現代の世界の企業の目的・行動・パフォーマンスが、国ごとにかなり異なっていることを明らかにする。例えば、企業の役割を「株主の利益最大化」と考える国もあれば、「各ステークホルダーの利益と満足の最大化」と考える国もあり、それに応じて企業のパフォーマンスも異なっている。そして、こうした国ごとの企業の違いは、各国の歴史・社会を反映した制度的な要因(例えば法律や国民性など)によって生じていることも示される。さらに、現代の企業のパフォーマンスを議論する際には、株主利益だけでなく、他のステークホルダーの利益や企業の存続可能性など、複数のパフォーマンス尺度が必要であることを主張する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、現代の資本主義社会において企業が多様化しており、企業の役割を単に「株主の利益を最大化する存在」としては捉えられないことを示している。そして、企業に期待される役割は国ごとに異なっており、それはその国の歴史・社会・法律・文化等を反映したものである。また、国によって企業に期待される役割が異なれば、当然企業のパフォーマンスも国によって変わってくる。このことは、現代の企業を「株価」や「利益」等で評価することに疑問を投げかけるものである。
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