研究課題/領域番号 |
17K03823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 金沢星稜大学 |
研究代表者 |
木村 正信 金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (50339983)
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研究分担者 |
JOSHI Abhay 大東文化大学, 経済学部, 講師 (30587671)
西村 めぐみ 共立女子大学, 国際学部, 准教授 (20641286)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | マイクロファイナンス / マイクロクレジット / SHG / ソーシャルキャピタル / インド / 金融論 |
研究成果の概要 |
本研究はインドのNGOが提供しているマイクロファイナンスプログラムが女性の経済力、つまり家計所得に与える影響を考察した。研究方法は、インドのマハラシュトラ州オーランガーバード市マスラスワダ地区にあるDhangaonとWahegaonという2つの農村において実施した、123名の女性へのアンケート調査を基本とした。推計の結果、当地区のNGOによるマイクロファイナンスプログラムを利用している女性の所得の方が利用していない女性と比べて、平均的に高いことがわかった。しかし、利用した女性グループ(SHG)の間でも、プログラムの効果に差異があることもわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のマイクロファイナンスとは無担保の少額融資のことで、発展途上国では貧困対策や女性のエンパワーメントの道具として活用されている。しかし、マイクロファイナンスが貧困対策として有効に機能しているか否かという問題については研究者の間で意見が分かれている。本研究では、現地へのアンケートを調査を行い、インドのマハラシュトラ州のNGOが行っている、女性グループ向けのマイクロファイナンスプログラムが貧困対策や女性のエンパワーメントの道具として機能を果たしているのか、実証的に考察したことで、当該分野の実証研究の蓄積に貢献できた。
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