研究課題/領域番号 |
17K03830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 武蔵野大学 (2019) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
馬場 哲 武蔵野大学, 経済学部, 教授 (40192710)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 都市計画 / 地域計画 / 計画思想 / 都市と農村 / 国際比較 / 郊外化 / 都市=農村計画 / 都市=農村計画法 / 都市計画法 / 英独比較 / 20世紀 |
研究成果の概要 |
19世紀末~20世紀初頭に欧米諸国で成立した都市計画は、第一次世界大戦を経てさらに進展した大都市圏の拡大とともに、周辺の中小都市や農村地帯をも含む地域計画へと発展した。本研究はこの過程の歴史的特質を、(1) 地域計画概念が登場した両大戦間期における、道路交通の発達やとりわけ都市=農村関係の変化といった社会経済史的背景、および(2)思想史的背景、すなわち都市計画から地域計画への展開を推し進めた各国の都市計画家やその国内・国際団体によって構想され提唱された様々な計画思想や相互の交流にとくに注意を払って、イギリスとドイツの事例を中心に、日本への影響も視野に収めて、比較史的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、これまで主として工学系研究者によって研究されてきた20世紀、とくに両大戦間期における欧米諸国の都市計画から地域計画への移行過程を、都市域の空間的拡大、経済構造の転換、道路交通の発達、失業問題、環境問題といった社会経済史的背景、および自由主義思想と社会主義思想が相互に影響を与えあいながら展開した思想史的背景と関連づけながら、一次資料と同時代文献を用いて、比較史的に明らかにしたことにある。主たる対象国はイギリスとドイツであるが、日本への影響も視野に収めた。
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