研究課題/領域番号 |
17K03839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
ドンゼ ピエール・イヴ 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (20635718)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 医療機器 / Medtech / 経営史 / グローバル経営史 / 医療技術 / スタートアップ / Medical technology / Medical devices / Business history / Industry studies / Innovation / Business History / Health industries / Medical device / Health industry / Medical device industry |
研究成果の概要 |
本研究は、1960年代から現在に至るまでの世界の医療機器産業のダイナミクスを、経営史と産業史のアプローチを用いて分析したものである。ユニークな特徴は二つがある。第一に、世界および主要な国(米国、日本、ドイツ、スイス、フランス、中国)における医療技術ビジネスの形成と発展について考察している。第二に、個人起業家から、家族企業、国籍企業、さらには大学や研究所まで、幅広い関係者と組織を取り上げている。したがって、本研究の最も重要な貢献は、世界における医療技術産業の形成と変容に関する一般的な理解を提供することである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、学術的に3つの大きな意味を持つ。第一に、1960年代の形成期から今日に至るまで、世界の医療技術産業のダイナミクスを調査した初めてのプロジェクトである。第二に、産業研究の分野への重要な貢献である。本書は、主に1970年代から1980年代にかけて、製品の多様化とM&Aという二重のプロセスを通じて、新しい産業(メドテック産業)がどのような状況で出現し、形成されたかを明らかにした。第三に、多国籍医企業のグローバルなプレゼンスが、世界的な医療の標準化に影響を与えることを示した。このような観点からの企業のインパクトは、医療経済学者やグローバルヘルス研究者からは軽視されがちである。
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