研究課題/領域番号 |
17K03853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 駿河台大学 |
研究代表者 |
村越 一哲 駿河台大学, メディア情報学部, 教授 (80265438)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 計量体格史 / 歴史人口学 / 健康史 / 日本経済史 / 経済史 / 生活水準の歴史 |
研究成果の概要 |
本研究は身長や体重などの体位データを指標として「生活の質」を検討する計量体格史研究である。わが国を対象としたこれまでの研究では、経済発展と体位成長との関係を説明する「逆U字仮説」に基づいて、おもに産業化の初期段階すなわち明治期が対象とされてきた。本研究はこれまでに対象とされてこなかった、産業社会が確立し体位が向上した昭和戦前期を対象として、青年期における労働、学童期における「子どもの仕事」が体位成長に与えた影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、昭和戦前期における「生活の質」を、体位成長と労働・子どもの仕事との関係から検討することによって経済史研究とくに計量体格史研究に貢献することができた。同時に、身長の伸びは累積された健康状態を反映しているので、健康に与えた運動エネルギーWの影響を、地域や社会階層という視点から検討するという点では、対象が過去であるとはいえ、社会格差と健康との関係を取りあげる社会疫学的な研究成果ともいえる。
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