研究課題/領域番号 |
17K03856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
浅井 良夫 成城大学, 経済学部, 名誉教授 (40101620)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 世界銀行 / 開発金融 / 高度経済成長 / 国際資本市場 / ブレトンウッズ体制 / 経済援助 / インフラ建設 / 戦後経済復興 / 経済復興 / 開発 / 開発援助 / 世銀借款 / 国際収支調整 / 経済史 / 日本史 / 開発経済学 |
研究成果の概要 |
本研究は、1953~66年に世界銀行が日本に対して実施した借款に関する歴史実証的分析である。本研究を通じて、戦後日本の経済復興と高度経済成長の特質を、世銀借款をはじめとする長期資本輸入の側面から解明する作業を行った。その結果、戦後国際経済秩序であるブレトンウッズ体制のなかでの、国際資本市場の特異な構造を提示し、世界銀行が戦後日本の開発と経済成長に果たした役割を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の戦後復興・高度成長期の工業・農業・インフラの代表的な事業が、世界銀行の融資(世銀借款)によって行われたことは広く知られているが、対日世銀借款の全容はこれまで解明されていなかった。本研究では、世界銀行、アメリカ政府、日本政府・機関等の広範な一次史料にもとづいて、対日世銀借款の全体像を明らかにした。また、世銀借款の分析を通じて、第2次世界大戦後の国際経済秩序(ブレトンウッズ体制)における国際資本市場の特質、日本の経済復興と高度経済成長における長期資本輸入の役割を明らかにした。
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